インバスケットとは

インバスケットとは

まだ決裁がされていない書類が入った「未処理箱」を意味します。
1950年代、アメリカ空軍で導入され、制限された時間内に主人公の立場になりきり、お客様からのクレームや部下からの相談など、どの職場でも起こりうるような案件を、的確に、かつ迅速に、精度高く処理を行うことができるのかを測るビジネスシミュレーションゲームです。

実践的

学習した知識が、実際の現場で発揮・活用ができるかどうかに加えて、受講者の職場における“今の能力”や“潜在能力”を測定することができることから、実践的な教育ツールとしてインバスケットは多くの企業様でご活用いただいております。(弊社では大手企業を中心に中小企業や警察機関をはじめとする官公庁など419企業・団体にインバスケットをご提供しています。)

さまざまな活用方法

マネジメント研修をはじめ、新入社員~若手社員向けの研修ツールやあるいは昇進昇格試験、採用試験などのアセスメントツールなど、インバスケットは様々なシーンでご活用いただいております。

ローコスト

教育の目的は、受講者の行動の変革・改善です。インバスケットは受講者自身でご自身の弱点に気付くことができ、受講者の行動が変わります。そのため、費用対効果の観点からも非常に優れた教育ツールだと言えます。

インバスケットで測定・育成できる能力例

問題発見力

目標とのギャップだけではなく、本質的な問題点や組織の課題を形成する能力

問題分析力

仮説を立て、それを立証・確認するために必要な情報を効果的に収集したり、問題の原因を究明したりする能力

創造力

従来の枠組みを破る考え方や、様々な情報を組み合わせた対策・アイデアなどを出す能力

意思決定力

論理的に意思決定を行い、それを明確に他者に伝える能力

洞察力

全体の流れや、他の案件との関連性などを把握し、意思決定を行ったり明確な計画を作成したりする能力

計画組織力

部下や組織を有効に活用し、効率的・効果的に組織を運用する能力

当事者意識

主体的に自分で意思決定を行い、自分、またはチームに何が求められているかを察知する意識

ヒューマンスキル

コミュニケーション能力・感受性・コーチング能力などの人間関係に関する能力

生産性

限られた時間の中で、効率的に多くの仕事(案件)を、処理する能力

優先順位設定力

業務の重要度を考慮して、処理すべき案件の順番を考える能力

早稲田大学様でもインバスケットをご活用いただいております

インバスケット研修が企業管理職のマネジメント教育の一環として開発されてきたという経緯ゆえに、学生に授業の一部としてインバスケット研修を取り上げてみるというのは、まだ実験的な要素があり、これから試行を繰り返して学生向けにチューニングする必要はある。しかしインバスケット研修は学生が自分の仕事の仕方(処理プロセス)に関する傾向を把握し、他者と比較することで、自己改善に取り組むために極めて有効なツールであることに間違いはない。

 私が所属する創造理工学部経営システム工学科の4年生の授業で鳥原隆志先生の指導の下に取り上げてみたが、学生は日頃からビジネスについての知識が他の専門分野の学生に比べて豊富なことから、インバスケットに示される仕事に関するコンテンツにもそれほど戸惑いを見せることなく、スムーズに研修に入ることができ、また研修の趣旨を理解して、自己発見、自己改善の成果を得ることができた。今後も是非ともカリキュラムの中に取り入れてみたい優れた教育メソッドである。

 今後はビジネスに直接関係のない専門分野の学生であっても、企業インターンシップなどの経験やアルバイトの体験があればインバスケット研修を十分に違和感なく参加できるのではないかと思われる。またインバスケットで取り上げるコンテンツを仕事に関することではなく、たとえばクラブやスポーツチームの事例などに置き換えることによって、中学や高校でもインバスケット研修を行うことは可能となろう。こうした研修はなにも社会人あるいは管理者になってから受けるよりは、より若い段階で受けておくほうがその人のライフタイムバリューを高めることになると考えられる。そうした意味で若年向けでビジネスコンテンツに拘らないインバスケット研修についても開発されることを期待したい。

早稲田大学理工学術院教授
教授工学博士 大野 高裕

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